グラトリ向け バインディングのアングルとスタンス幅
せっかくよい道具を買ったなら、セッティングもやって道具の力を十分に引き出すことが上達の近道だ。
ボードのセッティングはバインディングのアングル、スタンス幅、センタリングの3つに分けられる。細かいことを言うとバインディングのハイバックやブーツの締め方等々それはそれで非常に重要なことなのだが、今回はバインディングの取り付けについて話をしよう。
まず用語の説明をすると、アングルはバインディングの取り付け角度で、つま先が向く方向が進行方向をプラスといい、後ろ方向をマイナスという。スタンス幅は両足の開き具合、正確には左右のディスクの距離だ。センタリングはバインディングの板に対する位置のことだ。
アングルについてはグラトリでは足をㇵの字に開く"ダックスタンス"が基本だ。180(ワンエイティー)や540(ファイブ)等の着地を安定させるため、フェイキーでのフリーランも非常に重要だからだ。
おすすめはレギュラースタンスの場合、左足:+18、右足:ー9程度だろう。若干レギュラーのフリーランに重きを置いたセッティングだ。
この程度であればすぐに慣れると思う。
次にスタンス幅。グラトリではスタンス幅は広いめがおすすめだ。
理由は四つ。一つは足を開いたほうが安定すること、二つ目は板を回転させやすいこと、三つ目に膝が使いやすいこと、四つ目に見た目がよいこと。
具体的には肩幅+両側に足を半個分から一個分広げた位置だ。回転系のトリックに力を入れるならぜひ試してほしい。
最後にセンタリングだ。これはデフォルトの位置でいいだろう。通常は中心になっている。
グラトリにはグラトリに適したセッティングがある。ぜひ参考にしてほしい。