【スノーボート】グラトリのすすめ ~おすすめの板・ビンディング・ブーツ~

グラトリ好きに向けた板の紹介。ボードの進化は目覚ましく、デザインだけで決めてしまうのはもったいない。本ブログでは特に板の性能が影響するグラトリ向けに、ボード・ビンディング・ブーツの特徴や最適な組合せを気ままに紹介する。

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 RICE28 ライス28 RT7 アールティーセブン】

グラトリ  ★★★★★☆

パーク   ★★★★☆

フリーラン ★★★★☆

 

国内ブランドのRice28。オガサカで作られている高クオリティなボードで、海外産とは一線を画す独特な粘りを好むボーダーは多い。

Rice28のど定番モデルであるRT7。"教科書のようなボード"というコンセプト通り、癖がなくランもグラトリも何でもこなせる板であり、初心者の頃出会っていたらどれほど成長が早かっただろうと思わせる素晴らしい板だ。

グラトリを始めたボーダーにはもちろんだが、中上級者がのってもその性能に驚くほど。試乗したときに感動する板は本当に数えるほどしかない。

軽量かつソフトーミドルフレックスにもかかわらず反発があるのは、去年から採用しているG.D.R(G-Dobule Ribbon)と呼ばれる反発材をノーズとテールに入れているため。ウッドコアの硬さを部分部分で変えており、プレスは簡単にできるのにクイックなレスポンスが返ってくる。高速時の安定性もあるため、グラトリだけでなく大キッカーにも十分対応できる、まさにオールラウンドボードである。

試乗会でも評価が高かったため決断が遅れると一年待ちになるので注意したい。

 

f:id:hinata_N:20180905233459j:plain

f:id:hinata_N:20180905233513j:plain

 


 

 

■リミテッド


 

 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019

 

 

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 ALLIAN アライアン Prism プリズム】

グラトリ  ★★★★☆

パーク   ★★★★

フリーラン ★★★★★☆

 

ALLIANの板の中で最も人気の高いオールラウンドモデル。ソールの滑走性を特にこだわっており、定評のあったスピードはさらに年を増すごとにブラッシュアップされている。今年モデルはさらに新しいNano Carbon 999という素材を採用し、さらに滑走性・耐久性を向上させた。グラトリによらず、キッカーやフリーランでも高い性能を発揮する。

ソフトーミドルフレックスでしっかりした板だが、非常に軽く扱いやすい。

カーボンケブラーを >< に配置することで中央部のフレックスを残しつつノーズテールに反発を持たせた。

高速グラトリや反発を生かしたトリックに挑戦するならぜひ手にしてもらいたい板である。

 

f:id:hinata_N:20180902203247j:plain

 


 

 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 NOVEMBER ノベンバー ARTISTE アーティスト】

グラトリ  ★★★★☆

パーク   ★★★☆☆

フリーラン ★★★★☆

 

完成度が非常に高いためグラトリ、フリーランも十分力を発揮できるオールラウンドの板でノベンバーの板の中では特に人気の板だ。

フレックスはミドル、形状はキャンバーでグラトリ上級者に特におすすめしたい。

高いオーリーを可能にしてくれるだけでなく、板の中心部が重く、板のサイドほど軽い構造となっているためスピン回転が向上するのだ。

形状はキャンバーだが、板の両側にContact Zoneと呼ばれるフラット部を設けておりゼロキャンバーにも近い形状で、グランドでのスピン時の引っかかりも低減してくれる。

 D4とは反発材である超高強度ポリエチレンリボンの入り方が違うためレスポンスも全く別物だ。D4で物足りなくなったらより高さ、回転数を引き出せるARTISTEにステップアップするのが正統な進化と言えるだろう。

 

f:id:hinata_N:20180902000833j:plain


 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 November ノベンバー D Four ディーフォー】

グラトリ  ★★★★☆

パーク   ★★★★☆

フリーラン ★★★☆☆

 

言わずと知れたNovemberのラインナップのうちグラトリをターゲットとした板だ。

最も柔らかいフレックスを持ち、それでいて反発とフリーランの性能を捨てないキャンバー形状を一貫して実現してきた伝統ある板がこのD Fourだ。

キャンバー形状であることでこれからフリーランも含めグラトリを基礎から学びたい初中級者から、ソフトフレックス好きの中上級者までこの板がベストな選択肢になるケースは多いだろう。ロッカーに物足りなさを感じてキャンバーに戻る、なんて時にもD Fourはうってつけだ。

D Fourにのみ採用されているグラスファイバー製の反発素材は、カーボンほど張りがなくしなやかでかつ反発を高めてくれる。それによりソフトフレックスかつ高反発の性能により技と技の間に板をキープしつつ、高回転系のトリックに持っていくことが可能となっておりトリックの幅を広げることができる。板のノーズとテールの中央にカーボンを1本入れることでトーションを残しつつさらに反発を持たせた。個人的にはこのカーボンの入れ方が一番気に入っている。

とにかく人気の板であるため、早めに手に入れたほうがよい。

f:id:hinata_N:20180901011438j:plain


 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 011Artistic ゼロワンワンアーティスティック Double Spin ダブルスピン】

グラトリ  ★★★★★

パーク   ★★★☆☆

フリーラン ★★★☆☆

 

011のレジェンド。変わらずのクセのないしなやかさがDOUBLEの代名詞。
ソフトなフレックス&トーションバランスでスタイルを出しやすく、この板でできないトリックはないだろう。

スピンにより特化したモデルで、今年はコンベックス形状(ソールの船底形状)がより強化されさらにスピン時の引っ掛かりが低減された。

強めのダブルキャンバー形状は、プレスを容易にしスタイルを出すだけでなく、足元のポップ感を強くし軽く推しただけでポンっと跳ね返ってくる軽快な感覚を感じさせてくれる。

スピントリックのレベルを一段上げたいならおすすめのボードだ。

 

f:id:hinata_N:20180826005726j:plain

 


 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019

 

グラトリにおすすめの板 【2019-2020 RICE28 ライス28 GTS ジーティーエス】

グラトリ  ★★★★★☆

パーク   ★★★★☆

フリーラン ★★★★☆

 

Rice28の看板モデルであるRT7から派生したGTS。Grand Trick Styleの名の通りグラトリを追求した人気のモデルだ。原型のRT7は"教科書のようなボード"というコンセプトで癖がなくランもグラトリも何でもこなせる板であり、そこからグラトリよりにチューニングはされているが、何でも器用にこなせることは変わらない。とにかく扱いやすい、それが初めて使ったときの感想だ。しかし、それだけではない。グラトリの技がやりやすい。RT7を超える軽さと柔らかさでグラトリがとにかくやりやすく 衝撃を受けた。それでいてオーリー、ノーリーを使った高回転系のスピントリックも難なくこなせる。初心者の頃出会っていたらどれほど成長が早かっただろうと思わせる素晴らしい板だ。

2020年モデルは更に進化を遂げた。DEVERSEで採用されたPlus Coreが採用され、よりトーションが使えるようになった。Plus Coreは板の上面を削って薄くすることで反発を生み出すキャンバー形状を変えることなく板のしなりやすさを調整できる新技術だ。また、薄くなったことで低下した反発を補うため、内部に搭載しているガラスファイバーをより反発の高いカーボンに変更し、全体としては昨年モデルとほぼ同等か、若干固めに調整されている。きめ細やかな調整を積極的に行なっていることからRiceのグラトリへの情熱を感じることができる。グラトリを極めるなら特におすすめできるボードだ。

 

◾️セッティング

ソフトフレックスであるためビンディングは追従性の高いモデルがおすすめ。レスポンスを上げたければ少し固めのベースプレートをもつモデルもしっくりハマる。

ブーツは柔らかめがよい。

 

◾️プロライダーのセッティング

ライダー           :高元 康平(RICE28、drake、Noethe  wave

スタイル          :グラトリ

ボード              :RICE28 GTS

ビンディング   :drake

ブーツ              :Noeshte wave

 

f:id:hinata_N:20191030232131j:plain

●ボードのフレックス

f:id:hinata_N:20191030232224j:plain

●Plus Core

f:id:hinata_N:20191030232319j:plain

●ボードの形状

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

19-20 RICE28/ライス GTS グラトリ メンズ 板 スノーボード 予約商品 2020
価格:87110円(税込、送料無料) (2019/10/30時点)

楽天で購入

 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2019-2020

●【ランキング】グラトリにおすすめのバインディング

 

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 RICE28 ライス28 RT7 アールティーセブン】

グラトリ  ★★★★★

パーク   ★★★★☆

フリーラン ★★★☆☆

 

グラトリに重点を置くRice28の定番モデル。初心者には成長を、上級者にも更なる可能性を、というコンセプト通り、乗った瞬間感動を覚えるボードは数少ないボードの一つである。どのレベルのユーザーにも自信を持ってお勧めできる。

軽量かつソフトーミドルフレックスでバランスがよいためか非常に扱いやすい。毎年少しずつブラッシュアップされた成果が詰まっているのだろう。

ノーズ・テールは硬め、中央部は柔らかくと場所によってコアの硬さを変えているため、オーリーの反発はそのままにプレスをキープしスタイルを出すことを可能にしている。さらにオーリー性能を向上させるためにG.D.R(G-Dobule Ribbon)と呼ばれる反発材をノーズとテールに入れているためフレックス以上の反発を感じる。 

試乗会でも評価が高かったため早々に品薄となる板の一つであろう。

 

f:id:hinata_N:20180819205753j:plain

 

f:id:hinata_N:20180819205805j:plain

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

18-19 RICE28/ライス RT7 グラトリ メンズ 板 スノーボード 予約商品 2019
価格:84564円(税込、送料無料) (2018/8/19時点)


 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019

 

グラトリにおすすめの板 【2019-2020 011Artistic ゼロワンワンアーティスティック XFLY SPIN エックスフライ スピン】

グラトリ  ★★★★★☆

ジブ    ★★★★☆

フリーラン ★★★★☆

 

グラトリの先端を走る011の新テクノロジーがふんだんに盛り込まれたグラトリにおいて最先端の板。試乗会での評判も非常によく011の新しい看板となり得る期待の新入りだ。

フライの名の通り、とにかく軽い。いままでの011の歴史においてもここまで大幅な軽量化は初めてだ。ウッドフォームの片面にカーボンをラップし、軽量化と反発を両立させた新テクノロジーを搭載。

板自体はソフトフレックスであるが、PE FIBERと呼ばれる反発向上の新素材が使われていることでさらにしっかりした反発を感じることができ、且つX状に配置されているため011 特有のソフトなトーションは維持されている。

ここまでの時点でかなりグラトリに有利な機能が盛りだくさんだが、さらにVロッカー系のダブルキャンバー形状により、板を曲げる動作がしやすく、且つエッジの引っ掛かりも低減されている。

かなりおすすめであることはわかっていただけたと思うが、やはり一番は程よいレスポンスと軽量化により、ギアが一段上がったような感覚を味わえる数少ない板の一つであるということだ。今季最高の板の一つである。

f:id:hinata_N:20180819004423j:plain

f:id:hinata_N:20180819004444j:plain

 

■2019-2020モデル

 

 

■2018-2019モデル

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2019-2020

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2019-2020

グラトリにおすすめのバインディング 【2019-2020 Union ユニオン Contact Pro コンタクト プロ】

硬さ   :★★☆☆☆

軽さ   :★★★★★☆

レスポンス:★★☆☆☆

柔軟性  :★★★★★

 

後発ながら今や国内外でバインディングのトップブランドとなったUnion。今では先発ブランドもそのコンセプトを追いかけるまでになった。

バンディングは板のフレックスやトーションを邪魔してはいけない、というコンセプトをまさに体現しているモデルだ。ジブや地形で特に力を発揮するモデルで、柔軟性が高いためバランスを崩してもかなり粘れるはずだ。

Unionはモデルごとにディスクのサイズを変えている。ディスクは固いため小さいほうが板のしなりを邪魔しない。Contact Proはディスク面積を全体の5%に抑えている。これはUnionの全モデルだけでなくその他のブランドも含め最小だ。そのうえベースプレートの裏側はクッションに覆われており板のしなりに追従するよう設計されている。

また軽量化が得意なUnionの中でも特に軽いモデルであり、手で持ち比べればすぐにわかるほど圧倒的だ。Contact Proはバインディングの軽量化の流れの先頭をいくバインディングなのである。

レスポンスは若干遅めだが板のしなりに沿ってバインディングが動くため、足裏の感覚はまさに板の上に直接乗っているようである。柔らかい板と相性がよく、ジブ・地形での遊びが好きならおススメのモデルだ。

 

■ディスクのサイズ比較

f:id:hinata_N:20161116224153j:plain

 

f:id:hinata_N:20161116224250j:plain


 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2019-2020

●【ランキング】グラトリにおすすめのバインディング

グラトリにおすすめの板 【2018-2019 011Artistic ゼロワンワンアーティスティック Flat king Spin フラットキングスピン】

グラトリ  ★★★★★

ジブ    ★★★☆☆

フリーラン ★★★★☆

 

011のグラトリのための板の代表作であるFlat King。

グラトリを牽引してきた手摺協会会長相内康夫氏率いるグラトリのための板を長年作り続けている間違いのないブランド。板も日本最高水準のOGASAKA工場製だ。

011を代表するFlat king Spinはスピン時の引っ掛かりを低減するコンベックスソール(船底形状)、スピン回転時のスウィングウェイトを最小化するフラットキック、反発を上げるPEファイバーといった011を代表するテクノロジーがすべて詰め込まれている。

特有のダブルキャンバー形状はプレス系の技のスタイルを美しくし且つ高速スピン時の引っ掛かりも少ない。反発こそキャンバーやハイブリッドキャンバーに劣るものの、グラトリで540までは余裕で回せるレベルだ。

キッカーやジブ、フリーランにおいても十分な性能を発揮するため雪山を遊びつせる板であり、特に技の幅を増やしたい初中級者に対しては最善の選択だろう。

 


 

 

●【板選びの重要性】 グラトリにおすすめの板の選び方(初級・中級・上級) 板の硬さ・板の形状

●【ランキング】グラトリ初級中級者におすすめの板 2018-2019

● グラトリにおすすめのバインディング ランキング 2018-2019